2021年3月28日日曜日

久々の投稿

お久しぶりです。

最後に更新してから大分時間が経ってしまいました。

結果からお伝えすると、統計学の博士号を無事に取得することができました。
取得後すでに数年経っているのですが、無事取得できたことにホッとしております。

ただ、やはり研究は困難やストレスも多く、博士課程在籍時にブログを更新しようと思っても
(読んでくださる方には失礼ながら)それどころではなかった、というのが正直なところです。
当たり前ですが、博士号取得というのは簡単ではないな、と思いました。

改めて振り返ってみると、賛否はあると思いますが、
(あと、私がたまたま運がよかったということもありますが)
仕事をやめて留学して本当に良かったと思います。
いくつか思うことを書かせていただきます:


1.好きな研究に時間を費やすことができたのが良かった

やはり研究がしたかった、ということもあり、片手間ではなく、
それを本業として時間の許す限り取り組むことができた、というのは大変良かったと思います。
いろいろと苦労も多かったですが、今思えば大変幸せな時間を過ごすことができました。


2.やりたいと思ったタイミングで行くことができた

以前も書かせていただいたかもしれませんが、タイミングというのは大事だな、と思います。
いまコロナ禍でon siteではなく、リモートで授業を受けている方もいらっしゃると思いますが、
実際こういうことが起ころうとは、私の留学時には想像もつきませんでした。
(リモートで授業等を行うことの利点などもいろいろとあるとは思いますので、
一概にon siteのほうが良いとも言い切れないとは思いますが)

それとは別に、今からまた博士課程に進学したいかというと、その気力がわかない、修了できる自信がない、というのがあります。
近い将来やればいいや、と思っていても後々様々な理由でできなかったり、気持ちがしぼんでしまったりということもあるので、
やはり「やろう」と思った時がベストなタイミングであり、私の場合は自分が留学すると決めた時、そしてオファーを頂いた時がベストなタイミングだったな、と振り返り思います。
おそらくあのときに決断していなければ、博士号取得は無理だったと思います。


3.学び始めるのに遅すぎることはない。けれども・・・

学び始めるのに遅すぎることはない。
よく言われることですが、その通りだと思います。
留学したとき、私は周りの同級生から年齢が一回り上でしたが、それでも自分にないものを学び、
他の人がやってない、自分の研究を行うことができました。

以前書かせていただいたかもしれませんが、留学前に「大学に行って勉強するのは、定年後でもできる」というお言葉をとある方から頂きました。
それもその通りだと思います。
ただ、学ぶだけでなく、その後、学んだものを使って仕事・研究を行いたければ、
学ぶに早いに越したことはないとも思います。
なので、「学び始めるのに遅すぎることはない。が、早いに越したことはない」


4.必ずしも「有名大学」でなくても

私はオファーを頂いた大学のことを全く知らなかったわけですけど、
結果的に良い大学に巡り合うことができたと思います。

特に自分の専門分野に強い大学などが全くわからない場合、
(修士の学生などでしたら指導教官に聞けば良いですが、社会人ではわからない場合が多いのでは?)
ある程度「知名度の高い」大学を目指すというのは、ある意味当たり前です。
といいますのも、そのような大学では、多くの分野において他大学よりも研究レベルが高い場合が多いからです。

ただ、では「知らない」大学からしかオファーをもらえなかったからといって、留学をあきらめるべきか、というと必ずしもそうではないと思います。
大学のランキングや、専門分野の先生方がどういう研究を行っているのか、
大学の場所、キャンパス、先に留学された先輩方のお話などをネットで検索してみて、
実際に行く価値があるのか、お金を払う・数年を費やす価値があるのかを考えてみてください。
自分が知らないだけで、実はすごい大学だったり、実は自分が行きたいと思っていた大学だったり、ということがあるかもしれません。
それ以外にも、指導教官になる人がすごい人だったり、大学の環境が自分に合っていたり、その国が自分に合っていたり。
もちろん、全く合わない場合もあると思うのですが、ただ自分が知らない大学だからといって、すぐにオファーを断るのではなく、再度リサーチを行いましょう。

個人的には米国の気候の良いカルフォルニアで研究生活を過ごしたかったですが笑、
英国に行けたからこそ英国での生活を経験できましたし、無事に博士号取得できましたし、
それはそれで良かったかな、と。


5.悔いのない人生を

留学と博士号取得は私の夢でした。
もちろん、入学試験・選考で入学が叶わない場合もあります。
(私も2回ほどMBA受験に失敗しております)
ただ、留学がしたくて、なおかつその機会を頂いたのであれば、留学するべきだと個人的には思います。
いつ人生の終わりが来るかもわかりませんし、後になって「あのとき、留学していれば」と後悔することのないように。


仕事をしながら試験勉強をするのは楽ではありません。
ただ、どうしてもやりたいことがあるならば、やはり頑張るしかないのだと思います。

留学を目指す方々(特に社会人の皆様)には入学後の生活や、
やりたかった研究に専念する、将来の自分の姿を思い浮かべて頑張っていただきたく思っています。

2015年6月30日火曜日

受験校選び

受験校の選び方について個人的な見解を書きます。

日本人にとって、海外の大学というのは馴染みがありません。
知っている大学といえば、アメリカでいえばハーバードやMITなどでしょう。
もちろん、それらの大学は他の(日本人以外の)受験生も知っているわけで、
彼らもそれらの大学を受験してきます。
要するに、世界的に有名な大学は競争率が高いのです。

一般的な人が受験校を選ぶプロセスといえば、私もそうでしたが
・いろいろ存在する大学ランキングの上位を選ぶ (専攻別を含む)
・有名な先生のいる大学を調べる

というものだと思います。
ランキング云々に対する批判があったりすると思いますが、私はこれで良いと思います。
いくつかのランキング上位に入っている大学は、やはり世界的に見て優秀である場合が多いからです。

ただ、いくつか注意点があります。

1.目的は博士課程で研究することであって、学校に入ることではない

もちろん、有名大学に入って自分のやりたい研究ができればそれに越したことはありません。
有名な大学(むしろ自分の手に届くか届かないかぐらいのレベル)は受けておくべきです。
記念受験という意味合いもありますが、特にアメリカの受験では何が考慮されているのかわからないので、
思わず受かる場合もあるからです。
ただ、上にも書いたように、それらの大学では競争率が高いです。
なので、それらの「入りたい大学」以外も探しておきましょう。

私は元々アメリカの大学を志望していましたが、
同時にイギリス・フランス・オーストラリア・シンガポール・香港・日本の大学院を調べていました。
いろいろな選択肢を考える過程で、他の選択肢が魅力的に思える場合もあるのではないでしょうか。

「失敗したときのことを考えて行動する」のに否定的な方がいらっしゃいますが、
実際失敗したときに、彼らが代わりにどこかの大学に入れてくれるわけではありません。
受験は何十回も行うものではなく、合格することのみが目的でもありません。
もしも自分の理想である第一志望の大学に受からなくても、
他の大学に合格して自分のやりたい研究が満足にできれば、
それは受験において「成功した」といえると思います。

2.指導教官になってくれる先生を探す

日本人は一般的に消極的なので、会ったこともない人にメール・電話するのは気が引けます。
ただ、海外の大学を受験する際には指導教官になってくれそうな方に少なくともメールしましょう。

これにはいくつか理由があります。

1つには、その指導教官が生徒を受け付けていない場合があるからです。
私は指導教官になってくださる先生方に、こういう研究がやりたいんですけど、興味ありますか、
というメールをいくつも送りました。
全く返事が返ってこない場合もありましたが、
「現在、すでに博士課程の学生を○人見ているから、これ以上は見られない」
という返事もありました。
やさしく断るために上のような返事を書いてきた可能性もなくはないですが、
どちらにしろ受験しても彼(彼女)の下で研究できなさそうだということが事前にわかります。

実際に受験する場合には受験料などもかかりますから、
元々目当ての指導教官が生徒を取ってないことを知ってて受けるのはもったいないです。
ものすごく優秀で、その分野で権威ある教授から推薦状を何通かもらえるのでない限り
他をあたるべきです。

以上の2点ですが、強調しておきたいのはやはり有名大学を狙うべきです。
いろいろ理由はありますが、そういう大学では総じて学生のレベルが高いからです。
博士課程まで来て、ダラダラ研究する学生はあまりいないとは思いますが、
彼らと議論する機会もあると思いますので、そういう議論を通して自分をレベルアップさせるのも
必要だと思います。

2015年5月25日月曜日

アメリカとイギリスの博士課程の違い

アメリカとイギリスの博士課程を受験しましたが、
選考方法にも博士課程の内容にもいろいろと違いがあり、
気が付いたことを並べてみました。

1.アメリカは学士取得後、すぐに博士課程に入ることができる

日本でdegreeを取得するためには学士→修士→博士と、順に取得していかなければなりません。
基本的にイギリスも同じだと思います。
それに対し、アメリカでの修士というのは、卒業後就職する人が取得するものという位置づけであり、
「研究」をするためには修士を経ずに学士→博士という道を歩むことになると思います。
そのため、日本やイギリスでは博士号取得には3年から4年かかるところ
アメリカでは5年、6年を想定しています。
もちろん、アメリカにおいても修士をやった後に博士号を取得することも可能だろうし、
博士号を取得後就職という場合もあります。

2.英語試験

アメリカでもイギリスでも、授業は英語で受けるため、英語が理解できるということを
大学に証明しなければなりません。
そのために、TOEFLやIELTSを受けなければなりません。
TOEFLを受けるのが一般的ですが、私の年にはTOEFL試験での不正が発生したため、
TOEFLの信用がなくなってしまい、大学側がIELTSしか受け付けないということがありましたので、
受験する際には確認してください。

イギリスではIELTSを推している印象を受けました。
試験内容的にはTOEFLもIELTSも似たようなものですが、IELTSは2日かけてやるのと、
スピーキングの試験が面接官と直接面と向かって1対1で座ってやる、という違いがあります。
IELTSの方が若干やさしめの印象を持ちました。

3.筆記試験

イギリスではあまり聞かれないかもしれませんが、
英語の試験以上にアメリカで重要視されるのがGREです。
日本でいうセンター試験のようなものと思えば良いと思います。
GREは2種類あり、一般的なものと専門的なものがあります。

一般的なものには数学と国語があり、どちらも170点満点です。
数学・統計に進もうと思われる方は数学は170点近くとるのが当たり前だと思います。
おそらく日本でいう高校までの数学をやっていれば、十分なレベルのものです。

国語はやはりアメリカ人向けの試験ですから、
英語を母国語にしない人にとっては難しいと思います。
あくまで噂ですが、海外からの留学生に関しては国語の点数をあまり重要視しない、
ということもあるとかないとか。
もちろん、高得点を取るに越したことはないですけど。

それ以上に重要視されるのが専門分野のGREです。
これは年に数回行われる専門分野の試験で、
数学に関しては大学レベルの数学が題材になります。
990点満点です。

数学に関しては、解析学からの出題が多いようですが、代数学・幾何学からも出題されます。
内容に関しては口外してはいけないので、控えますが
時間内にすべてを解くのは結構難しいと思います。
物理では990点満点を取っている人がいるようですが、数学ではあまり聞いたことがありません。

そして、私の記憶からすると、問題を間違えると減点されます。
点数が与えられないのではなく、点を引かれてしまうのです。
なので、わからない問題は当てずっぽうではなく、答えないのが良いかと思います。
ただ、結果は一番良い点数を採用できるはずなので、何回でも受験可能だと思います。
(制限があるかもしれませんが、あっても緩かったと思います。。。要確認ですが)

そして、試験会場は日本全国で3か所ほどしかありません。
私の場合、福岡で受けようと思ったらもう埋まっていて、沖縄で受けることになりました。
受けると決めたら、早めに申し込みましょう。

参考書としてはこちらが良いようです
(むしろ、他に見当たらない、という方が正確かもしれません)
http://www.amazon.com/Cracking-Mathematics-Subject-Test-Edition/dp/0375429727

2015年3月25日水曜日

なぜ留学か その1

そもそも、なぜ海外の学校に行くのか。日本の学校ではダメなのか。

いろいろと理由があるとは思いますが、個人的に挙げられるものは以下のとおり:

1.社会人の受け入れやすさ

一般的に、日本では専門的なフィールドの場合、
社会人を受け入れる体制があまり整っていない気がします。
(もちろん、「社会人枠」というのはあります。)
社会人は経験こそあるものの、専門的な知識は修士から直接博士課程に入ってきた学生には及びません。
どのくらいその経験値を重要視するかが海外の大学と日本の大学で異なる気がします。

(日本の博士課程受験は実際にする機会がなかったので、募集要項を読んだ感想です。)


2.日本で経験できないことを経験する

これは学術的にも生活的にもです。
個人的には生活的な部分が大きいのですが。

世界は広いです。
その広い世界の「日本」という小さい一部分だけを見・経験することは悪いことではないけれど、
つまらないような気がします。
日本でも世界で起こる様々なニュースを報道しているので、
日本にいながらにして世界で起こっている大部分を知ることができます。
しかし、その国で生活するからこそ経験できる・知りえることも多くあります。
(その国・日本の良さ、生活の苦楽、など)

いくつかの国での生活を経験したって、別に偉いわけではありません。
ただ、その国々での経験で広い視野を入れられるというのは
貴重なことのような気がします。

そして、日本語以外を使って生活するというのも良い経験だと思います。
その国の文化などをくみ取ることもできますし、他の言語を身につけることができます。
自ずとその国の人々と関わることになります。
それはきっと人生においてプラスとなるはずです。

いろいろと理由を述べましたが、日本人は放っておいても
いつまでも日本に住むことができる(はず)なので、
若いうちに他の国々で生活する方が面白いんじゃないか、ということだと思います。

2014年12月27日土曜日

なぜMBAではなく、博士課程なのか (2)

私の受験は2年ほどにおよび、1年目はMBA受験をしたと前回書きました。

1回目の受験がダメだったのがわかった後、まだ留学したいとは思っていたのですが、
本当にMBAで良いのか、疑問がわいてきました。

‐ MBAホルダーは昔は希少だったが、今は結構いるのではないか
‐ 本当にビジネスに興味があるのか
‐ ジェネラリストで良いのか
‐ MBAを取得して、何がやりたいのか
‐ みんなと同じ道で良いのか

最後の「みんなと同じ道で良いのか」というのは、自分の中では結構大きくて、
やはり他の人々と違うことがやりたい、という考えは常にあります。
(もちろん、修了後何をやるかによって差別化すべきであって、どのコースを選択するかは
関係ないかもしれません)

では、MBA以外の留学を志すとして、どのようなコースがあるのか。

‐ 数学が好き
‐ 数学系の修士号は既に持っている
‐ 仕事で金融数学に関わっていた
‐ 仕事で見てきたものをいつか研究してみたい
‐ 社会人から博士号にチャレンジする人はあまりいないのではないか

上記のことから、数学の博士号を目指すことにしました。

金融数学の修士課程というのもありますが、次のような特徴があると思います。

‐ 基本的に卒業後は就職(主に金融)
‐ 就職において必要になる金融数学を勉強する(研究ではない)
‐ ジェネラリスト育成コースというイメージ
‐ MBAと同じく、メジャーな資格になってきている(=多くの人が取得)

上記のいろいろな特徴を踏まえて、総合的に博士号が良いな、というところに落ち着きました。

博士課程のデメリットを挙げるとすれば、期間が長いことでしょうか。
金融の修士課程やMBAが1年から2年であるのに対し、
博士課程は修了するのに3年から5年かかります。

そして、日本で特に言われることだと思いますが、就職先が少ない。
これに関しては、本当かどうかよくわかりません。
ただ、個人的な意見ですが(一般的な企業がどう思っているかわかりませんが)、
MBAも、他の修士号も、博士号もあまり大差ないような気がします。

MBAはキャリアの選択肢を広げられ、
専門的な修士号・博士号はそれを狭めることになると思いますが、
その狭い選択肢の中でも多くの可能性があるのではないでしょうか。
例えば、将来フードチェーンの経営職にもともと就く意志がないのであれば、
それが選択肢に入っていようと、いなくても関係ないと思うのです。
逆に、例えば数学の博士号であれば、おそらく選択肢も数学系のものにおのずとなるので、
むしろいらない選択肢がもともと入っていなくて良いかもしれません。

2014年12月26日金曜日

なぜMBAではなく、博士課程なのか (1)

特に社会人留学に言えることですが、留学といえばまずMBAが挙げられます。

MBAは今までの仕事の延長線上というよりも、
基本的に全く異なったキャリアを築くためのものだと個人的には思います。
キャリアの「リセット」ボタンというのでしょうか。
MBAでの授業を受けたことはないので具体性に欠けますが、
ビジネス全般において必要な事柄を学んだり、
ケースステディを通してビジネスにおける思考力を養う。
だから、いろいろな職種に対応できますし、いろいろな企業がそういう人材を欲しがっています。
もちろん、社費留学の方もいらっしゃるでしょうから、
そのような方は在籍していた会社にもどるのでしょうけど、
多くの方が今までとは違った職に就くと思います。
仮に、卒業後に同じ業界に再度就職する場合でも、
より「上の」会社に就職する場合が多いのではないでしょうか。
海外のMBAを取得した場合、ほかの言語(多くは英語でしょうけど)でディスカッションができる能力を習得したというのは
日本の企業にとっては特に魅力的だと思います。
そしてMBA受験者にとっても、再就職先の選択肢が広がる、
というのは魅力的なのではないでしょうか。

私は2年ほど留学に挑戦してきましたが、1年目は多くの方と同じくMBAに挑戦しました。
GMATの点数が少々低かったと思いますが、それ以外は特に悪い点はなかったと思います。
敢えて挙げるとすると、MBA取得後のキャリアイメージができてなかった点でしょうか。
私のイメージでは「会社勤務→MBA→再度就職」という図式がイメージにありましたが、
実際どの業界で何をやりたいのか、MBAをどう活かしたいのか、
というイメージ形成ができてなかったかと思います。
そして、私は普通のMBAではなく、プラスワンを求めていたので、
MBAとJD(法学学士)がくっついたコースに出願していたのですが、
このJDに出願するために受けなければならない試験で失敗してしまいました。
普通にMBAのみで出願していれば通っていたかもしれませんし、
それでもダメだったかもしれません。

ちなみに、JD出願のために受けるLSATは非常に難しく、短時間で多くの問題を解く試験です。
TOEFLやGMATは一回良い点数を取れば良い試験である一方、
LSATは過去の悪い点数も考慮に入ります。
一回目に良い点数を取れば良いですが、悪い点数をとってしまうと確かその後5年ぐらい影響してしまいます。
今まで受けたスタンダードな試験の中で一番難しかったといっても過言ではありません。
あまり参考にならないとは思いますが、試験対策としては市販の問題集をひたすら解きました。

2014年12月24日水曜日

参考サイト

前回書いたように、MBA受験者の方の情報は検索サイトで検索すれば結構出てくるのですが、
博士課程の留学となるとあまりなかったように思います。

おそらく留学への切符を得る近道は、留学専門の塾というか学校に行くことだと思うのですが、
自分で情報を得ようとすると、なかなか難しいように思います。

以下、受験の際に参考にしたサイトです(主に数学系です):

Mathematics GRE Forum

アメリカへの数学・応用数学・統計学への留学を考えているならば、
すごく参考になるサイトです。
将来や受験校についての相談とそれに対する回答などが載ってます。
そして、過去の受験者の情報なども載っているので、
どのようなGRE・GRE Subjectテスト(後日、説明します)の点数で
どのような学校を受験し、合格したのかを見ることができます。
ちなみに、このサイトの物理版(もともとはこちらが本元らしいです)もあります。
PhysicsGRE.com http://www.physicsgre.com/

QuantNet

これは金融数学を専攻しようとしている方々にとって、参考になるサイトです。
提供されている情報は上のMathematics GRE Forumとほとんど同じですが:
- 主にMSc(修士号)向け 
- 金融工学の修士のランキングがある
- Baruch College卒業生とスタッフが多く集まっているため、この学校がランキングにおいて高くランクされており、すごい薦めてくる
(実際悪い学校ではないと思うのですが、意見が偏っているので注意が必要です)
- いろんな受験生の情報が載っており、出願してからどれくらいで結果が得られるのか、なども載っている

The Grad Cafe

いろいろな大学院の出願情報と結果情報が載っています。
一番上の検索で例えば「math*」と打ってボタンを押すと
ワード「math」の入った過去の受験結果が出てきます。
その受験者がGREやGRE Subject Testの情報を入力していれば、
それらも見ることができます。


あとは、個々の大学のサイト、および世界ランキングのサイトを参考にしました。
ランキングは分野によって、判断基準によって大きく異なりますので、
参考程度にすると良いと思います。
以下、様々なランキングのサイトです:

QS World University Ranking
http://www.topuniversities.com/qs-world-university-rankings

Times Higher Education
http://www.timeshighereducation.co.uk/world-university-rankings/

Academic Ranking of World Universities
http://www.timeshighereducation.co.uk/world-university-rankings/

The Complete University Guide (イギリス)
http://www.thecompleteuniversityguide.co.uk/league-tables/rankings

The Guardian によるランキング (イギリス)
http://www.theguardian.com/education/ng-interactive/2014/jun/02/university-league-tables-2015-the-complete-list